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博多リバレインの撮影を終えたスタッフは、すぐそばに博多川端商店街があるのを発見。
川端町は博多で最初に栄えた商業の町として、また、博多どんたく、博多祇園山笠、せいもん払いなどの発祥地として博多商人の歴史、文化、伝統を担う街としても知られています。
こういう伝統あふれる商店街が大好きなレポーターは、お店をひとつひとつ探索。たぶん一日中いても飽きないです(笑)でもそれじゃさすがに撮影に支障が出るとお叱りを受け、次なる目的地、博多町家ふるさと館に向かうことしました。

商店街を抜けたすぐそこにあるこちらは、明治中期に建てられた町家を移築したもので、展示棟、町屋棟、みやげ処の3つから成る、明治・大正時代の博多の暮らしと文化を広く紹介する展示館です。スタッフ一行は学芸員の松尾由美子さんに案内して頂くことになりました。
展示棟では、博多に古くから伝わる祭事や行事、商人の町としての博多の歴史、明治から大正にかけての人々の暮らしや文化を、のぞきからくりなどの博多町家ふるさと館ならではの楽しい仕掛けで知ることが出来ます。
中でも要注目なのが博多祗園山笠映像ルーム。ここでは日本有数の勇壮な祭りとして知られる博多祗園山笠が22分間の映像で紹介されていて、"オイサ、オイサ"という追い山の掛け声が今でも耳に残っているほど情熱的。博多っ子のたくましさを思い知らされる瞬間です。追い山が終わった後の男泣きのワンシーンは、祇園山笠のすべてが凝縮された魂の叫びを聞いた気さえします。これ見たさにお出でになる方も多いんじゃないでしょうか。必見ですよ。
ほかにも2階にある伝統工房では博多人形や博多独楽など博多の伝統工芸の制作を日替わりで実演していらっしゃるそうで、興味のある方は毎日通ってみるのもいいかもしれません(笑)
次にお邪魔したのが町家棟。ここは明治中期の町家を移築・復元したもので、博多織の手織りの実演も見ることが出来ます。
伝統工芸士の木村佐次男さんの織りなす博多織は見事なもので、素人のレポーターにとっては、手織りとはにわかに信じがたい出来映え。
感心しているスタッフを見て「やってみんね?」と木村さんがにこやかに一言。え、いいんですか〜? 織物なんて鶴の恩返しの人形劇でしか見たことの無かったレポーターは紛れもなく初体験。
木村さんの丁寧な説明と時折はさむユーモラスなギャグでその場は笑いが絶えません。さーて、国宝級の織物でも作るか!と躍起になるレポーター。
しかし甘すぎました・・。ひもを結びつけた器具を左右に振り分け、織り目を揃えるレバーを引きながら、足でギッコンバッタンするという割とシンプルな作業なんですが、シンプルなだけに逆にちょっとした気の緩みが全てを台無しにしてしまうという恐ろしい仕様(笑)
きちんと織れているように見えても気づかないうちに生地の両端が雑になっていたり、レバーを引く力が均等でないと織り目にムラができてきたり…。こんな集中力を要するお仕事だとは夢にも思いませんでした。木村さん凄い!
なんでも木村さんは15歳から博多織の世界に入られたそうで、一人前になるまでには12年の歳月を必要とするそうです。気が遠くなりそう…。でも、とっても面白い体験でした。木村さん、大変お世話になりました。
博多町家ふるさと館では、この他にも博多の伝統工芸品や銘菓、なつかしいおもちゃや駄菓子を扱うみやげ処もあり、博多のことを知りたい人にはここ以外ないというくらい充実しています。
ちなみに、ここの館長さんには、マンガ「博多っ子純情」や小説「走らんか」の作者として有名な長谷川法世さんが就任されています。(実は、長谷川さんは福岡ブランド育成事業推進委員会の委員長さんでもあります。)明月堂さんの銘菓「博多通りもん」のCMでもおなじみですね。博多を代表する方としてはピッタリです!

博多町家ふるさと館で改めて博多っ子意識が芽生えたスタッフは、続いて博多祇園山笠のクライマックス「追い山」のスタート地点でもある櫛田神社にやってきました。
この神社では大幡主大神(おおはたぬしのおおみかみ)・天照大神(あまてらすおおみかみ)・素戔嗚大神(すさのおのおおみかみ)の3神が祭られていて、天慶四年(941)からの歴史があり、地元の方からは「お櫛田さん」と呼ばれて親しまれています。
昔は祭神ごとに別々の神社だったそうですが、九州を平定した太閤・豊臣秀吉が社殿を寄進し、ひとつの神社としたことによって現在の姿になったそうな。ふーむ、なるほど。
櫛田神社にまつわる祭礼や行事のうち、有名なものでは博多松囃子(まつばやし)、博多おくんち、そして博多祇園山笠がありますが、ここは「博多祇園山笠」で知られる神社だけに、一年中見られる立派な飾り山笠がドデンと飾られています。
国重要無形民俗文化財にも指定されているこの飾り山笠は、その圧倒的な存在感と生き生きとした表情で見るものを惹きつけて放しません。昔はこの巨大な山笠が実際に担がれていたんだというから驚きです。博多町家ふるさと館で予習していただけに、なんだか感慨もひとしおですね。"オイサ、オイサ"の掛け声が次第に脳裏に浮かんできます。

博多の伝統を堪能した後は、やっぱり博多の現在(いま)を楽しもうということで、キャナルシティ博多にやってきました。
こちらは1996年4月に誕生した複合商業施設で、ジョン・ジャーディさんという有名なデザイナーの方が曲線を貴重としたデザインを施されたそうです。どこもかしこも斬新な構造で、キャナルシティの代名詞、全長200メートルの運河と相まって、人々にどこか異境の地に降り立ったような感覚を抱かせます。
ここには映画館や劇場、ファッションや雑貨の店舗、飲食街など、ありとあらゆるものが揃っていて、日々のイベントも目白押しです。
取材で訪ねた時は「AFRICAN BEAT CANAL」と題したキャナルシティ全体を通じたイベントが催されていて、キャナルシティがアフリカ一色に染まってしまうほど陽気な空気がただよっていました。
絶えず耳に飛び込んでくるズンドコドコというアフリカンなリズム。音の鳴る方へ行ってみれば、中央のステージで民族衣装をまとったリズム隊が打楽器片手に楽しげなダンス。つい、レポーターの腰もリズムに乗って動き出してしまいます(笑)
キャナルシティがアフリカに染まるということで、音楽だけでなく、中にはアフリカの味や雑貨を楽しんでもらおうと露店も出ていました。黒人の店員さんがアフリカンビートに乗って楽しげに料理されている姿に、レポーターも笑みがこぼれてしまいます。
なんだかアフリカには人を惹きつける魔力みたいなものがありますね〜。お料理もダイナミックな味でグッド。最初はちょっぴり不安でしたが、日本語も問題なく通じるので安心して注文できます(笑)
今回のアフリカンイベントは7月23日〜8月16日まで開催されていて、乗り遅れた方もまだまだ十分間に合いますよ。こんな見逃せないイベントが盛りだくさんのキャナルシティ。行かない手はないですよね〜。夏場の時間を利用して一度堪能してみてはいかがですか? 一日じゃ回りきれないかもしれませんよ…フフ。

てなわけで、福岡市博多区周辺をご紹介しました。これもあるよ、これも体験してみて、といったご意見がありましたらどんどん掲示板に書き込んでくださいね。意外なスポットが見つかっちゃうかも? カキコおまちしてまーす。
レポートdate:2005.8.05
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