|
◆浄土宗の大本山の一角「善導寺」
まだありますよ〜。初詣にうってつけの久留米のお宮・神社スポット!
最初にやってきたのは久留米市は善導寺町にある、その名のとおり「善導寺」。こちらは浄土宗の七大本山にも数えられ、九州においては浄土宗の拠点として、また念仏の根本道場としても有名なお寺です。
入り口からのぞく最初の門「大門」は国の重要文化財にも指定されている歴史あるもの。うーむ、冒頭から立ち止まってしまうほどの歴史情緒!
のんびりと境内まで伸びた石畳の上を歩いていくと、先ほどより大きな「三門」と呼ばれる立派な門(最初はこちらが大門だと思ってました(恥))。さすがは浄土宗の大本山のひとつ。境内に入るまでに2つも門があるとは規模の大きさがうかがえます。
そしてその山門をくぐると視界右手に2本の巨大な大楠が!その樹齢は約800年。境内の空気を飲み込まんばかりの存在感です。
◆毎年1000人超が集まる除夜の鐘つき
左手にはお寺の象徴「釣り鐘」があり、毎年大晦日には盛大な除夜の鐘つきが催されています。4人1組で先着432名様までという条件付き(除夜の鐘は108回つく)ですが、毎年1000人を越す参詣者で賑わうそうで、町の商工会など地域の関係者の方々の協力で、なんと1200杯の年越しそばが無料で振る舞われているそうです。
夜店やおみくじなどの催しも充実し、整理券を持ってまで行列ができるのも納得という感じ。毎日お寺を散歩する人も普段お寺に来ることがない人も一同に会して、除夜の鐘で108の煩悩(ぼんのう)を取り除いちゃおうという和やかなイベントになっています。
◆目下修繕中の御本堂
奥の本堂には、本尊(ほんぞん)として阿弥陀如来(あみだにょらい)が祀られているんですが、その黄金の仏像のまぶしいまでの輝きが印象的!本堂内の静寂さがまたその輝きを引き立てるんですよ。如来像を中心に、華やかさとはまた違う荘厳(そうごん)な華麗(かれい)さのような雰囲気が辺りにただよっていました。
その本堂も含めた諸堂の中で一番古い箇所は約250年前の江戸時代中期の建立。それからの長い歴史の中で洪水や台風による痛みが積み重なり、ついには大規模な修繕を開始するに至っています。平成15年10月に着工し、なんと平成24年にやっと竣工するそうな。
善導寺に残る様々な史料を元にした修繕作業…その大変さは計り知れません。一刻も早く、当時の姿に戻ってくれることを切に祈るのみです。
◆九州最大の神社建築
今回最後にご紹介するのは、久留米市は耳納連山の最西端、標高312メートルの高良山(こうらさん)にある「高良大社」。
高良山のふもとにある重要文化財の石造大鳥居(石材はのべ10万人が運んだとか!)をくぐり、車で登ること約5分。131段の石段が構える三ノ鳥居・本坂(さんのとりい・ほんざか)を迎え、ここから"うんせうんせ"と登っていくとやっと本殿にたどり着くわけです(石段は結構急で登り応えがあります(笑))。
登り終えた先にある社殿は江戸時代初期の権現(ごんげん)造りで、正面から幅約17m、高さ13m、奥行き32mと、神社建築としては九州最大のもの!またこのお社の造営は鎌倉時代まで時の天皇自らが裁断して執(と)り行われ、後に「筑後国一の宮」と称(たた)えられたそうな。
その後も、江戸時代には歴代久留米藩主から崇敬(すうけい)され、現在の石垣大鳥居や社殿を寄進(きしん)されるなどし、大正時代にはついに国幣大社(こくへいたいしゃ:全国で6カ所)に昇格したそうです。それだけ歴史と由緒ある神社ということなんですね〜。
◆信じる者は救われぬ?
レポーターもそのお力にあやかろうと、お参りした後、おみくじを引いてみることに。きっと良い結果が出るに違いないと信じて疑いませんでした。結果:末吉。…ビミョ〜。
出るならせめて"凶"とかの方が今後の身の振り方を考えるいいきっかけになりましたが(笑)しかも日頃気にしている恋愛運「あきらめなさい」ですと!?こ、今年がダメなのであって、来年は大丈夫ですよね?ね?(汗)
しかし、由緒ある神社のおみくじだけに、気軽には聞き流せないのが辛いところ(苦笑)うーむ、また来年おみくじでリベンジするっきゃないですね!
◆歴史ある“ほのぼの”茶屋
ビミョ〜なおみくじ結果で悶々(もんもん)中のレポーターは高良大社取材の帰り道、先ほどの三ノ鳥居・本坂の向かい側に「高良山茶屋」なるお店を発見。おせんべいなどのお土産ものがたくさん並べてあるじゃないですか。
そして、その横に「ぜんざい」なる看板が!!気温1桁台で外回り取材中の冷え切った身体には、これ以上ありがたいものはありません(笑)さっそく中に入ってみることにしました。
このお店は戦後間もない昭和23年、現店主の水田種男さんの父であり、当時高良大社の宮総代だった種次郎さんが始められたもので、その歴史は実に約60年!
種次郎さんが義母の故タメさんから習ったというトコロテンとうどんからスタートした高良山茶屋は、今でもその味を息子の種男さんが守り続けていらっしゃいます。
◆まさに心温まるスポット
注文してほどなく、お孫さんの國武瞳さんがアツアツのぜんざいを持ってきてくれました。待ってましたっ!
モクモクと湯気が立ち上るお椀には、巨大なお餅がドデンと1個。それがまた柔すぎず硬すぎず良いあんばいで、口の中でトロけてしまうんです。お汁の塩加減も絶妙で、添えてあるたくあんと合わせて最後まで美味しく頂けちゃいますよ!
身体の芯まで温まるとはこのことですね〜。何が温かいって、ぜんざいはもちろんのこと、店主の水田さんご夫婦に瞳さん親子、皆さんの気持ちが温かい!急な取材だったにも関わらず、最後までその笑顔が絶えることはありませんでした!
取材疲れでヘトヘトのスタッフ一同、元気を分けて頂いた気がしましたよ〜。本当にありがとうございました!おせんべいのお土産をいただいてお店を後にする一同。うーん、高良山はいいところですね!
レポートdate:2005.12.23
|