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◆福岡ブランド「朝凪酒造」
今回は、久留米周辺スポットに逆戻り。レポート第56回でご紹介した善導寺さんの真向かいにある福岡ブランドの日本酒醸造元「朝凪酒造」さんにお邪魔しました。
「熟成を経て、しっかり味があり、しかもキレのある酒」として全国的にも評価の高い朝凪酒造さん。その酒蔵でこだわりのお酒造りを一部体験させて頂けるとのことでレポーターもワクワクしながらやってきました!
入り口には新酒ができあがった目印である青々とした杉玉が飾られ、その隣にはまるでお酒の熟成度を表すかのような茶色に染まった古い杉玉が。
一般的に酒造さんにとっては1月から2月が最盛期だそうで、新酒が出来上がったことを機に軒先の古い杉玉と新しい杉玉を交換されるそうな。朝凪酒造さんがまさにそのタイミングだったということなんですね。
◆酒という海原を駆けめぐる
さっそく酒蔵に入ってみると、中からお米のいい香りが。しかも炊きたての匂い。朝食を食べていないレポーターには酷というものです(笑)
炊きあがったお米が機械をとおして処理され、次々と奥に運ばれていきます。もの凄く忙しそう・・。しかし本当の大変さを知るのはこれからです。
今回体験させて頂いたのは、ド素人なレポーターでもなんとかできそうな「櫂(かい)をつく」というタンク中のお酒の熟成を助ける作業。
櫂というと船頭さんが船を進ませる道具の名前と一緒ですね。いやいや、一緒なのは名前だけではありません。器具の先端にこそ形の違いはあっても、お酒という海原を突いて駆けめぐらせる(熟成させる)という点で2つの作業はかなり似ていると思います。
そしてこれは結構力がいるんですよ。人が乗っていないだけ幾分マシですが(笑)、貧弱なレポーターの腕力では突いても突いても焼け石に水。熟成を助けるどころか、危うく熟成具合にムラを出してしまうところでした・・。
レポーターのへっぽこぶりに対して、ご教授頂いた師匠の古賀晃さんはさすが熟練の技。タンクの中のお酒がグイングインと混ざっていきます。(無いけれど)力任せのレポーターとは大違いですね。いや〜、ちょっとお手伝いしただけでヘトヘトになりましたよ。恐れ入りました。
◆全国の専門家も唸る品質
お酒造り行程の一端を体験させて頂いたレポーターですが、やはり数々の賞を受けているという朝凪酒造さんの出来上がった商品にも興味がわいてきますよね。
社長の久保山泰さんに朝凪酒造のお酒についてうかがったところ、なんと2005年にも全国新酒鑑評会で朝凪酒造さんの大吟醸が金賞を受賞されたそうな。うっひょ〜!一体何度目の受賞なんでしょうか・・。
しかも、受賞はそれだけに留まりません。なんと福岡県国税局鑑評会でも金賞を授与されているんです。もはや金賞の雨あられですね。それだけ優れた品質で好みの差を越えた良い味わいなんでしょうね・・。ジュルリ。
そんなに凄いお酒と聞くと、レポーターも飲みたくなっちゃうじゃないですか!ここはレポーターの特権を生かして、久保山さんにお願いして試飲させて頂こう!というわけで、朝凪酒造さんの大吟醸と、その搾り粕から抽出した粕取り焼酎を頂くことになりました。
◆身体を突き抜ける芳醇な香り
まずは大吟醸をグビッと一口。口元に近づけた瞬間、鼻から飛び込んでくるお米の香り。その芳醇さはお酒素人のレポーターにも違いが分かります。
そしてその確信は口の中に入れることで更に強まりました。香りの広がり方が半端じゃないです。口から入って食道を通るだけなのに、まるで全身に香りを感じる器官があるかのような感覚にとらわれます。
そして何より飲みやすいこと。お酒を飲み慣れないレポーターでもスイスイといけてしまうそのフルーティさとキレの良さが特筆です。
◆日本酒感覚で飲める焼酎発見!
粕取り焼酎は日本酒醸造元の朝凪酒造さんが初めて出された焼酎の商品。鑑評会で金賞を受賞した名高い大吟醸から搾りだした焼酎。期待するなと言う方が無理な話です(笑)
個人的に、お酒の席でよく口にする焼酎はアルコール臭が強く感じられ、あまり手を出せなかったレポーターですが、こちらの粕取り焼酎は凄い!大吟醸に迫る豊かな香りです。
日本酒感覚で飲める焼酎とでも言いましょうか。これなら焼酎が苦手という方にも胸を張ってオススメできる逸品です。レポーターも正直「こんな焼酎があるとは・・」と内心ショックを受けました。お酒の楽しみを広げて下さった朝凪酒造さんに感謝感謝です!
実際に味わってみると、先ほど体験させて頂いた一連の作業工程へのこだわりに頭の下がる思いです。これからも手造り本物指向をつらぬいて、たくさんの方に喜ばれるお酒造りを続けて下さい。
朝凪酒造さん。今回はお忙しい中、取材にご協力頂きまして本当にありがとうございました!
レポートdate:2006.1.4
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