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◆一味違うオシャレ空間:田川市美術館
前回に引き続き田川市周辺スポットのご紹介です。田川市石炭・歴史博物館のある石炭記念公園から車で5分もかからない場所にあるのが今回ご紹介する「田川市美術館」。
「筑豊からの発信」をテーマに1991年11月にオープンしたこちらでは、田川にゆかりのある作家を中心に、その洗練された建物の造形を活かして様々な企画展が行われています。この美術館は常設展示のないところが特徴(とくちょう)で、常に新しいテーマで期間ごとに展示の全てが変化するユニークなもの。そしてこの企画展の作品とは別にある収蔵(しゅうぞう)作品が実に約2千点という膨大(ぼうだい)さで、その一部が期間限定で公開されることもあるそうです。
館内は自然光を巧(たく)みに取り入れた優しい明るさで、オニキスという宝石を切り出して作られた光をとおす天井など、館内のところどころにオシャレな演出がされています。
観覧(かんらん)スタイルもユニークで、こちらの中央展示室にはなんと畳(たたみ)が敷(し)かれているんです!そこに腰を下ろせば従来の美術館とはまた違う独特の空間を味わうことができますよ。福岡広しと言えども、美術館であぐらをかいて絵画を鑑賞できるのはここだけかもしれませんね〜。
また、美術作品の展示のほかに、AVホールを用いた専門家を迎えての講演会やワークショップという形で行われる美術講座、市民の発表の場として館内を開放されるなど、美術にふれる機会を少しでも多く持ってもらいたいという地域への熱い思いが伝わってきます。
そのほか美術資料も豊富に取り揃えられ、気軽に芸術を学びたい方にもうってつけと言えます。絵画に興味のある方もそうでない方も、田川市美術館のオシャレ空間を味わいに一度足を運んでみて下さい。落ち着いた雰囲気の中でゆったりと過ごせるスポットとしてきっと満足できるはずですよ!
◆ザ・コラボ・プレイス・タント
こちらの美術館から市立図書館を挟(はさ)んでお隣(となり)にあるのが「the collabo-place TANTO(ザ・コラボ・プレイス「タント」)」なるレストラン。美術館開設と同時に作られた建物にオープンした前身の「TANTO」さんが昨年5月にリニューアルされたそうな。閑静(かんせい)な立地に石畳と白壁が調和した和(なご)み空間が広がり、思わず覗(のぞ)いてみたくなるエレガントな雰囲気がただよっています。
こちらではランチ・カフェ・ディナーという3つの時間割があり、今回おじゃましたのはランチタイム。ランチメニューは全部で6種類で、人気は日替わりの「タントランチ」と「ふわとろオムライス」。
レポーターがいただいたのは、このふわとろオムライスのセットだったんですが、もう見た目からおいしい!卵の黄色と、添えられた緑黄色野菜の鮮やかな色合いのバランスが絶妙(ぜつみょう)で食欲をかき立てられます。
ひとたびスプーンを入れれば、文字どおりのふわふわトロトロ感が手を通じて伝わってきますよ〜。上にかかった香(こう)ばしいソースが卵と絡(から)み合ってアツアツのチキンライスを包み込み、それぞれの単体では決して出せない味のハーモニーを堪能(たんのう)できちゃいます。セットメニューのサラダやスープ、デザートも負けず劣らずいい味を出してますよ!まさに「一皿一皿を大切に作り上げたい」というタントさんのコンセプトを実現した思いやりの味ですね。
このランチタイムの後がカフェタイムとディナータイム。スイーツを食べながらのくつろぎティータイムや、季節素材を生かしたコースメニューや40種類を越えるドリンクメニューが嬉しいディナータイムを過ごすことができます。時間帯で楽しみ方の変わるレストランも珍しいですよね〜。
こういったお料理のほか、タントさんは地域の方々とイベントを共同制作されたりもするそうですよ。様々な人が集うまさにコラボ・プレイスとして今後も見逃せませんね!
◆気分は冒険家!?岩屋鍾乳洞
お次にやってきましたのが「岩屋公園(ごうやこうえん)」なるスポット。福智(ふくち)山地を中心とした筑豊県立自然公園の南部にあたるこのスポットの目玉は何と言っても「岩屋鍾乳洞(ごうやしょうにゅうどう)」。第1から第3まで存在するそうですが、今回は現在整備が完了している第1鍾乳洞に潜入(せんにゅう)してみることに。今回は田川市役所都市建築課都市整備係で鍾乳洞の管理担当:熊谷宏紀さんにご同行いただきながら進むことになりました。
入り口はまさに洞窟(どうくつ)といった感じで冒険心がくすぐられます。中は広狭(こうきゅう)の差が激しく、いかにも探検している感覚。そして意外だったのが鍾乳洞の中の温度が快適なこと。漠然と鍾乳洞=寒いと思っていたレポーターの完璧な防寒対策が仇(あだ)となり、思いのほか汗だくになってしまいました(笑)しかも夏場は涼しいんだそうです。
そして激しいのは広狭だけではありません。起伏(きふく)がものすごく激しい!さすが鍾乳洞なだけあって、垂(た)れ下がるような鋭(するど)い岩も至(いた)る所に!足下にばかり注意していると間違いなく頭をゴチンです(笑)熊谷さんはさすがに慣れてらっしゃるのかスイスイ進まれていますが、レポーターとカメラマンは合計何回頭を打ったかも覚えてもいませんです、ハイ(汗)
探勝コースとして整備(せいび)されている洞内160メートル地点(いわゆるゴール)にたどり着く頃には大冒険を終えたような達成感がありましたよ〜。途中、冬眠中のコウモリに出会ったり、狭(せま)すぎて(自分が太いだけ?)なかなか通れない難関(なんかん)に出会ったり、往復30分程度の短い時間の中で、なんだか冒険家インディ・ジョーンズになったような気分でした。
◆身ぐるみはがされ有名になりました
この鍾乳洞の入り口そばには「博打(ばくち)の木」という変わった名前の木があるんですが、田川市役所経済環境部地域振興課課長補佐の斉藤信宏さんのご説明によると、木自体はバラ科の常緑高木(じょうりょくこうぼく)の一種と普通ですが、その樹皮(じゅひ)のはがれた部分が、まるで小判(こばん)がはがれ落ちたようなウロコ状になっているので、博打で身ぐるみをはがされることに例えられてこの名前がついたんですって。
こういった木は県内でも珍しく、田川市の天然記念物にも指定されているそうですよ。見てみれば、小判っぽいのは形はおろか色までも。この見事にはがれ落ちた状態がずっと続いているなんて不思議ですよね〜。いつか小判だらけになることもあるんでしょうか(笑)その時はぜひ「お金のなる木」に改名してほしいですね(おいおい)。
◆ロマンスを感じる絶景が待っています
鍾乳洞とセットで扱われることが多いものと言えばカルスト台地。この岩屋公園にもありました!その名も「ロマンスヶ丘」。鍾乳洞から車で5分ほど山方面に進んだところにあるこちらは、石灰岩カルスト台地の起伏を生かした自然遊歩コース。お年寄りのお散歩ルートとしても人気があるそうです。なかなか歩き甲斐のある傾斜(けいしゃ)で健康増進にももってこいだと思いました。
そしてロマンスが丘ゴール地点から見渡す田川全景の素晴らしさと言ったらありません。ボタ山の香春岳(かわらだけ)も一望(いちぼう)でき、まさに田川市観光のラストを飾るにふさわしいスポットと言えます。いい景色を見ながらいい風に吹かれる、日頃の疲れも吹っ飛ぶ爽(さわ)やかさです!
いつもながらどの地域を訪ねても充実したスポットだらけですね〜。田川市も例に漏(も)れず中身の濃い観光を楽しめそうです。皆さんもぜひ!
レポートdate:2006.2.3
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