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vol.083 田主丸産まれの銘酒が眠る地
田主丸産まれの銘酒が眠る地
田主丸の福岡ブランド:紅乙女酒造さんの
「山の貯蔵庫」にやってきました!
田主丸産まれの銘酒が眠る地
身の丈より遙かに大きなタンクが
整然と92本も並んでいる「第3貯蔵庫」
田主丸産まれの銘酒が眠る地
寝かせてどんどん美味しくなる!
原酒をカメで熟成させている「鶴亀蔵」
田主丸産まれの銘酒が眠る地
この広々空間にたった2段積みの樽!
斬新な熟成法を見学できる「長寿蔵」
田主丸産まれの銘酒が眠る地
安土桃山時代のくど作りのお屋敷
「幽泉洞(=田舎や)」も訪ねました!
田主丸産まれの銘酒が眠る地
中は囲炉裏を囲む懐かしさ満点の空間。
火をともせば雰囲気もグレードアップ!
田主丸産まれの銘酒が眠る地
村井羊一さんに弟子入りして、
さっそくから拭き掃除開始!
田主丸産まれの銘酒が眠る地
終始スタッフを笑わせてくださった
村井羊一さん。お世話になりました!

◆田主丸の自然が育んだ銘酒の貯蔵庫
お待たせしました!今回も久留米市は田主丸町周辺のスポットをご紹介しますよ!耳納連山(みのうれんざん)の豊かな自然に抱かれ、力強く優しい緑のカーテンを背景に様々なスポットが広がる田主丸町。その中にあるのが福岡ブランド「紅乙女酒造」さんの「山の貯蔵庫(ちょぞうこ)」なるスポット。

こちらは文字どおり山麓(さんろく)にあるお酒の貯蔵庫なんですが、そこはそれ、あの紅乙女酒造さんですからただの貯蔵庫ではありません!耳納山系の美しい景観(けいかん)を楽しめるのはもちろんのこと、広々としたゲストハウスで焼酎(しょうちゅう)の試飲(しいん)もでき、田主丸町の観光ルートのひとつとしてもイチオシです。そして、ここならではというポイントは貯蔵庫の見学!

紅乙女酒造の村井羊一さんの案内で今回見せていただいたのは「第3貯蔵庫」「鶴亀蔵」「長寿蔵」の3カ所。そのどれもが貯蔵庫らしからぬ雰囲気なんです。カラフルなステンドグラスから差し込む自然の光が目に優しく、一瞬(いっしゅん)、お酒の貯蔵庫に入ったことを忘れさせるムーディーな空間

◆巨大な貯蔵タンクがズラリ!
レポーターの身長の3倍はあろうかという巨大なタンクがズラリと92本も並べられた「第3貯蔵庫」はもの凄(すご)い迫力で、そのひとつひとつのタンクには、1升(しょう)ビンにして約35000本分のお酒が入っているそうな!ひとりでは一生かけても飲み干せそうにありませんね(笑)そして胡麻祥酎(ごまじょうちゅう)だけに、奥の電動扉を開けていただく際の「開け〜ゴマ!」という村井さんのかけ声には爆笑してしまいました(笑)

◆特注のカメが生み出す珠玉の味
「鶴亀蔵(つるかめぐら)」では焼酎の原酒が長期間カメの中で寝かされています。上薬(うわぐすり)を塗(ぬ)っていないため、カメの表面がくすみ、それぞれ熟成(じゅくせい)の具合を表しているかのよう。このカメは沖縄の窯元(かまもと)さんが特別に作られたもので、珊瑚(さんご)を多く含(ふく)む沖縄独特の土の作用によって、お酒の味がよりいっそう豊かなものになるんだそうな。なんでも、カメにどの地域の土を使うかによって味がガラリと変わってしまうんですって。日本で採(と)れた原料でも、中国の土で作ったカメを用いれば中国酒の味になるとのこと。これにはビックリです!

◆ここまでこだわる!熟成過程
三角屋根が印象的な「長寿蔵(ちょうじゅぐら)」では、高さ十数メートルはあろうかという"ゆとり空間"にわずか2段積みの樽(たる)が敷(し)き詰(つ)められています。 なんとも贅沢(ぜいたく)な使い方だなと思いきや、これは空気の対流で樽内のお酒を振動(しんどう)させて熟成させるための配慮(はいりょ)とのこと。この大胆(だいたん)な方法も紅乙女酒造さんのお酒の味の秘訣(ひけつ)というわけですね〜。また、この蔵を飾るステンドグラスには、隣(となり)の雑木林(ぞうきばやし)の木漏(こも)れ日が差し込み、踊(おど)る木々の影がなんとも幻想的で思わず見とれてしまいました。

こういった内装等の工夫はすべて現社長の林田春野さんのアイデア。95歳(2006年4月現在)になられた今でも現役というパワフルさとその繊細(せんさい)な感性に驚(おどろ)かされるひとときでした。

◆古き良き和の空間でいい汗を!
そして貯蔵庫以外では、安土桃山時代に建てられたという"くど造り"のお屋敷(やしき)「幽泉洞(ゆうせんどう「通称:田舎や」)も見所です。それはそれは見事なわらぶき屋根で、建材には襷(たすき)・竹・茅(かや)が用いられ、一切クギを使っていないのも特徴(とくちょう)です。屋内は囲炉裏(いろり)を中心に広がるまさに古き良き和の空間で、懐(なつ)かしさが私たちの心をとらえて離(はな)しません。

今回は、紅乙女酒造のスタッフの皆さんも毎日されているという拭(ふ)き掃除をお手伝いさせていただけるということで、さっそく先ほど貯蔵庫をご案内いただいた村井さんに弟子入りし、正しい拭き方を教わりながら作業開始。 ぞうきんがけなんて滅多(めった)にしないへっぴり腰のレポーターは必要以上に時間をかけるわ、出っ張りにひっかけてぞうきんをダメにするわの体(てい)たらくで、村井さんにも終始ご迷惑をかけっぱなし。床から柱から、木の部分をくまなく拭き終える頃にはもうヘトヘト(汗)「まだ拭きたいの?」というカメラマンの執拗(しつよう)な要求にも健気(けなげ)に応え続けるレポーターでありました。掃除の後は、柿の木を火にくべて、甘い煙の香りを楽しみながらひと休み。いや〜、心も身体も和の情緒を思う存分堪能させていただきました。

とにかくスタッフは取材の最初から最後まで村井さんのユーモアたっぷりの会話に笑いっぱなし。最後には焼酎のおみやげまでいただいて、お忙しい中お邪魔したのに逆におもてなしされてしまった気分でした(笑)紅乙女酒造さん、本当にありがとうございました!

レポートdate:2006.3.31
  • 紅乙女酒造 山の貯蔵庫:TEL 0943-72-1050 久留米市田主丸町田主丸732
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