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◆みかんの町:山川町
今回ご紹介するのは、福岡県の南方に位置する山門郡は山川町の自然の恵み。まず山川町と言えば、やっぱり全国的にも有名な特産の"山川みかん"は外せません!
福岡県はみかんの出荷量で全国第8位。その中で、山川町の選果場(せんかじょう)は年間8000トンと全体の5分の1を占め、福岡一を誇(ほこ)っています。有明海から流れてくる温かい気流と内陸部の温暖な気候が山川みかんのおいしさにいっそう磨(みが)きをかけ、日本最高との呼び声もある糖度(とうど)の高さで非常に食べやすいと大好評だそうな!
みかんと町の人々との関係は何も食べることだけではありません。5月中旬頃になると、みかんは純白の花びらをつけ、辺りには柑橘類(かんきつるい)特有の癒(いや)しの香りがただよい始めます。桜が散ったあとにも初夏の花見シーズンが到来するってわけですね〜。うらやましい限り(笑)
そして、秋の暮(く)れにもなると待ちに待った収穫期(しゅうかくき)がやってきます。各地のオーナーみかん園などではみかん狩りも行われ、地元の人をはじめ、観光客の方にも大変喜ばれています。その最高潮が毎年11月の第2土曜日・日曜日に行われる"山川みかんまつり"です。こちらは町民総出という山川町最大のイベントで、特産品の販売やみかん園を横目に巡るハイキングコースなど、この町独自の色で賑(にぎ)わう地域性豊かなものになっています。
そして、皆さんにもぜひ見て欲しいのが、山川町のシンボル"お牧山(まきやま)"から一望できるみかん園の数々。視界一面に広がる緑の中に、みかんの一つひとつが力強く輝(かがや)いている様子を見ると「自然ってすばらしい!」と素直に感動してしまいました。
◆タケノコ掘りをお手伝い!
みかんと並んで山川町の特産品のひとつがタケノコ。町内を走る国道443号線沿いには巨大なタケノコのオブジェが飾(かざ)られています。立ち並ぶミカン型の街灯もユニークで、遊び心いっぱいの町作りにレポーターの心も"ほんわか"してしまいます。
そんな調子でキョロキョロと街中を見回していると、何やら林の中でいそいそとクワで作業されている奥様方を発見。興味津々(きょうみしんしん)のスタッフが声をかけてみると、どうやらタケノコ掘りをされているご様子。これはチャンス!とレポーターもお手伝いさせていただくことに。
急なお願いを快諾(かいだく)していただいたまでは良かったのですが、畑仕事未経験なレポーターのクワ使いは周囲の失笑(しっしょう)を買ってしまう体たらくで、腰が引けてろくに土も掘り起こせません。奥様のひとり、徳永アキヨさんのアドバイスで何とか様になり始めたものの、最初に掘り出したタケノコは見事に途中で折れてしまいました(汗)それを見つめるカメラマンの嬉しそうな表情にグッとこらえつつ作業を続けるレポーター。そして2回目の掘り起こしは辛うじて成功し名誉挽回(めいよばんかい)、有終の美を飾れたのでした。奥様方、大切なタケノコを折っちゃってごめんなさい!
◆我が目を疑う座敷梅の美しさ!
山川町の自然の恵みで最後にご紹介するのは「座敷梅(ざしきうめ)」です。はて?ザシキウメとは何ぞや?と思われる方も多いと思います。実はこれ読んで字のごとし、お座敷に飾る梅のこと。な〜んだ、ただの梅かと思ったそこのあなた!映像を見ても同じことが言えますか!?(笑)
実を言うとレポーターも現地に赴(おもむ)いて驚(おどろ)かされたクチなんです(汗)梅と言えば桜と同様に大きな樹木に咲いているイメージが強いですが、それが鉢に植え替えられるだけで(もちろん職人さんの芸術的センスがあってこそとは思いますが)、こうまでガラリと印象が変わるものなのかと目から鱗(うろこ)が落ちる思いでした。
座敷梅を見られる代表的なスポットは「お座敷盆梅 梅花園(おざしきぼんばい ばいかえん)」さんと「御座敷梅林 青輝園(おざしきばいりん せいきえん)」さんの2カ所。まず「梅花園」さんの見所は何と言っても百畳敷(ひゃくじょうじ)きのお座敷にこれでもかと並べられた梅の数々。そのひとつひとつが梅の美しさを凝縮(ぎょうしゅく)した芸術作品なんです。赤・白・ピンクと色とりどりで、ひとつとして同じもののない自然ならではの美を堪能(たんのう)できる要注目スポットですよ!
そして梅の時期以外にも、こちらは五葉松(ごようまつ)の盆栽(ぼんさい)でも有名なんですよ〜。皆さん信じられますか?樹齢(じゅれい)230年の盆栽があることを。正直ここに来るまでは、盆栽とは一時の楽しみだと思っていましたが、梅花園さんに並べられた盆栽のドッシリとした風格・凄(すご)み、こうなるまでには気の遠くなるほどの年月が必要なことは素人の目にも明らかでした。職人さんたちの手入れがそれと同じ年月分行き届いてることの証明でもありますね。感服しました!
もうひとつの座敷梅スポット「青輝園」さんでは、梅花園さんと同様に素晴らしい座敷梅を見られるのは言うまでもなく、約2000坪という広大な園内には2メートル以上の巨木や樹齢数百年の花梅盆栽、五葉松などの超巨大盆栽が多数展示されています。その歴史も200年以上と、たくさんの方の目を楽しませる場として、永きにわたって受け継がれてきました。それを象徴(しょうちょう)しているのが古民家での座敷梅の展示。梅の華(はな)やかな美しさと、古民家が演出する深い和の味わいが絶妙にマッチし、他にない独自の美が構築されています。
見頃の1月下旬〜3月上旬を過ぎても、こちらはユリの栽培でも有名で、自然界で絶滅寸前という世界最大の花弁を持つサクユリをはじめ、見頃の夏の季節を迎えると園内では数十種約4000本ものユリが咲き乱れます。梅・五葉松・ユリ、その他様々な見所が満載の青輝園。タイの副首相が盆栽を観賞に来られたというのも納得の美的スポットです。要チェックですよ!
レポートdate:2006.4.14
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