|
◆地元民が支える高田町の伝統行事「新開能」
三池郡高田町に古くから受け継(つ)がれている伝統行事「新開能(しんがいのう)」。福岡県の無形民俗文化財にも指定されているこのお能は全国的にも珍(めずら)しい"農民能(のうみんのう)"として価値(かち)があるそうで、毎年10月17日になると、地元の宝満神社(ほうまんじんじゃ)に設置(せっち)された能舞台(のうぶたい)で奉納(ほうのう)されています。
新開能は、当時、能楽師(のうがくし)によって務(つと)められていたそうですが、明治維新(めいじいしん)の際の旧物一掃(きゅうぶついっそう)で、能楽そのものが将軍や大名の保護(ほご)の手から捨(す)てられることになったそうな。それを憂(うれ)えた新開の氏子(うじこ)の方々は地元の伝統を守るため、新開能保存会の名のもとに、自ら舞(まい)や謡(うたい)、囃子(はやし)などの厳(きび)しい稽古(けいこ)を乗り越え、明治23年(1948年)5月には、柳川の立花家(たちばなけ)から能狂言(のうきょうげん)の調度(ちょうど)一式530点を譲(ゆず)り受け、ついには新開独自の能が奉納されるようになったそうな。
やはり歴史をふり返るというのは面白い!神社ひとつにもドラマがあふれていますね〜。皆さんがこれから高田町の宝満神社を訪ねる時は、またその感慨(かんがい)もひとしおのはず!
◆高田町のシンボル的存在「高田濃施山公園」
三池郡は高田町のシンボルとも言える巨大スポット「高田濃施山公園(たかだのせやまこうえん)」にやってきました!大自然のただ中にある水と緑のいやし空間。四季折々(しきおりおり)の木々や草花が演出する自然の芸術を眺(なが)めながら美味(おい)しい空気を味わえる、まさに至高(しこう)の公園スポットです。
まずスタッフを迎(むか)えてくれたのは最大15メートルまで吹き上げる巨大噴水(きょだいふんすい)。同時にその奥(おく)にあるシンボルブリッジからも勢(いきお)いよく放水され、まるで滝のよう!その橋の下を流れる"せせらぎ水路"は絶好(ぜっこう)の涼風(りょうふう)スポットで、子どもたちの水遊び場としても人気のポイントになっています。
涼(すず)み終わったら次は充実(じゅうじつ)のアスレチック遊具コーナー。中でも全長100mと80mのローラーすべり台は圧巻(あっかん)で、その模様(もよう)はレポーター視点の体験映像をご覧(らん)くださいね!そしてぜひ皆さんに遊んでほしいのがパターゴルフ。地形を生かした全9コースは子どもからお年寄りまで気軽(きがる)に楽しめる魅力(みりょく)いっぱい!
興味津々(きょうみしんしん)のレポーターは、高田町の取材に全面協力をいただいた高田町商工会:経営指導員の内野研介(うちのけんすけ)さんに真剣勝負(しんけんしょうぶ)を挑(いど)むことに!・・・え〜、ゲーム開始後に判明したことですが、内野さんは15年来ゴルフをされているそうです・・ゲフッ。つまり、結果は言うまでもありません(謎)
高田濃施山公園はこういった遊び要素満載(ようそまんさい)なだけでなく、ほかにもキャンプ場、亜熱帯植物園(あねったいしょくぶつえん)、郷土資料館(きょうどしりょうかん)と、高田町の魅力を凝縮(ぎょうしゅく)した濃密(のうみつ)スポットになっていて、そのすべてを堪能(たんのう)するには丸一日かかってもおかしくない充実ぶりです!山間(やまあい)をそのまま生かした自然あふれる広大な公園。他ではなかなかお目にかかれませんよ〜。皆さんもぜひ!
◆全国的にも珍しい武装石人を見逃すな!
高田町は上楠田(かみくすだ)の標高56メートルに位置する国指定史跡(くにしていしせき):石神山古墳(せきじんざんこふん)は、5世紀中頃に作られた全長約58.5メートルの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)。頂上(ちょうじょう)には全国的にも例の少ない武装石人(ぶそうせきじん:保存状態が良好で、石人では最古の部類だそうな!)が置(お)かれ、その隣(となり)には大・中・小3基の舟形石棺(ふながたせっかん)が安置(あんち)されています。3つの石棺による直葬(ちょくそう)というのは大変珍(めずら)しいそうで、歴史的にも非常に重要なものになっています。
武装石人(県指定重要文化財)とこの舟形石棺(国指定重要文化財)は、いずれも阿蘇溶岩(あそようがん)を丸彫(まるぼ)りして作られたもので、武骨(ぶこつ)ながらもその存在感は心に迫(せま)るものがあり、見つめていると5世紀当時の情景(じょうけい)が浮(う)かんでくるような気がします。古墳自体は小高い丘という印象で、結構急な斜面になっていますが、それを登るだけの価値(かち)があるスポットと言えますよ!
◆藤でつながる高田町の心「上楠田天満宮」
石神山古墳近くにある「上楠田天満宮(かみくすだてんまんぐう)」は、樹齢(じゅれい)約300年の美しい大藤(町指定記念物)で知られるスポット。4月中旬から5月上旬になると見事な花を咲かせ、訪(おとず)れる観光客の目を喜(よろこ)ばせています。
また、こちらのお宮では400年の歴史を誇(ほこ)る「上楠田しめ縄送り」なる神事(しんじ)も有名で、毎年12月25日の早朝には、藤カズラを芯にして作った、直径45センチ・長さ6メートルもの大きさの大しめ縄をたずさえ、鐘(かね)や太鼓(たいこ)の祭り囃子(ばやし)とともに地区内の家々を練(ね)り歩き、五穀豊穣(ごこくほうじょう)、無病息災(むびょうそくさい)などを祈願(きがん)して、ここ上楠田天満宮に奉納(ほうのう)されるそうな。自然と歴史の要注目スポットです!
◆戦艦大和よ永遠に…。伊藤整一海軍大将墓所
日本海軍が誇(ほこ)った世界一の巨大戦艦"大和(やまと)"。その第二艦隊司令長官(だいにかんたいしれいちょうかん)として戦艦大和と運命をともにした歴戦(れきせん)の猛将(もうしょう)、かの伊藤整一(いとうせいいち)氏(当時海軍中将)は何と三池郡高田町の出身だそうな。
その墓碑(ぼひ)が高田町のお隣:大牟田市に作られています。なぜ高田町出身で大牟田市に墓碑があるのか。それは伊藤氏の弟さんが大牟田市草木で近年までご健在だったらしいことが関係しているのかもしれません。この墓碑は常時どなたかが清掃(せいそう)されているため、いつも清々しい雰囲気がただよう歴史スポットと言えます!
さて、高田町の様々な観光スポットをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?紹介できなかった魅力的なスポットもまだまだたくさんありますが、今回はこの辺で。そして炎天下で終日取材にご助力いただきました高田町商工会:経営指導員の内野研介さん。お忙しい中本当にありがとうございました&お疲れ様でした!
レポートdate:2006.8.11
|