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◆都会のオアシス:住吉神社
全国に二千以上あると言われる「住吉神社(すみよしじんじゃ:住吉三神をまつる神社)」。その中でも福岡市博多区のキャナルシティすぐそばにあるこちらは最も古いものとされていて、古書によると「住吉本社」「日本第一住吉宮」とも記(しる)されているそうな(全国の住吉神社の総本社は大阪の住吉大社で、大阪の住吉大社、下関の住吉神社、博多の住吉神社の三社が日本三大住吉と言われています)。住吉神社では航海(こうかい)・航路安全(こうろあんぜん)の神様をおまつりしているとあって、漁業関係者の信仰(しんこう)も厚(あつ)く、その名を取った"住吉丸(すみよしまる)"という船が多いのもうなずけます。
境内(けいだい)は、まるで絵画(かいが)の世界に入り込んだような気にさせてくれる幻想的(げんそうてき)な森林世界。特に参道の両脇(りょうわき)に植(う)わっている巨木の存在感(そんざいかん)は特筆(とくひつ)もので、これぞ日本の風景という神々(こうごう)しい空間を演出(えんしゅつ)してくれています。
まさに町のオアシスと言える住吉神社ですが、その雰囲気(ふんいき)もさることながら、初代福岡藩主:黒田長政(くろだながまさ)が元和9年(1623年)に再建(さいけん)した本殿(ほんでん)が「住吉造(すみよしづくり)」という檜皮葺(ひわだぶ)きの屋根を特徴(とくちょう)とする、仏教伝来前の古代建築様式を今に伝える貴重(きちょう)なものとあって国の重要文化財に指定されているほか、銅剣(どうけん)や銅矛(どうほこ)、古文書(こもんじょ)や和歌集(わかしゅう)など多数の文化財が神宝(しんほう)として残(のこ)されていてるそうな。歴史情緒(れきしじょうちょ)を満喫(まんきつ)するにはもってこいのスポットと言えますね!
余談(よだん)ですが、神社では必ずおみくじを引きたくなるレポーター。ここ住吉神社では"恋みくじ"なる珍しいおみくじを発見して興味津々(きょうみしんしん)!出会いに飢(う)えた狼(おおかみ)レポーターを見かねた住吉三神さまの計(はか)らいで、なんと5歳年下のステキな巫女(みこ):手島千里(てしまちさと)さんと巡(めぐ)り合わせていただきました。ありがたや!!しかし、おみくじ内容をよく読んでみると「年齢差(ねんれいさ)が3歳以上離(はな)れなければうまくいきます」と。・・・やはり何事も神頼(かみだの)みばかりではいけませんね(涙)
ともあれ、自然と歴史の魅力(みりょく)いっぱいの憩(いこ)いの場:住吉神社は皆さんにおすすめできるスポットですよ!ぜひぜひ。
◆和のわび・さびを堪能!楽水園
親子2代にわたって福博(ふくはく)の発展に貢献(こうけん)した博多商人:下澤善右衛門親正(しもざわぜんえもんちかまさ ※父:尚正)。明治39年(1906年)に氏が造った住吉の別荘(べっそう)が、その雅号(がごう:画家や書家が使う本名以外の風流な名前)"楽水(らくすい)"をとって、現在「楽水園」として一般公開されています。
こちらは江戸時代の代表的な庭園様式「池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)」の日本庭園(にほんていえん)で、その四季折々(しきおりおり)の和の景観(けいかん)は見事なもの!自然石の合間(あいま)から流れ落ちる滝は力強く、それを受ける池の色鮮(いろあざ)やかなコイたちが華(はな)を添(そ)える。そして園内の草花は種類がことさら豊富(ほうふ)で配置(はいち)も趣深(おもむきぶか)く、並々ならぬ演出(えんしゅつ)へのこだわりが感じられます!
楽水園では、この美しい景色を楽しめるだけでなく、茶室も多数用意されていて、中でも親正の茶室を再現した4畳半(よじょうはん)の"楽水庵(らくすいあん)"は要注目!古人の気持ちを想像(そうぞう)しながら眺め(なが)る庭園の風景もまた格別(かくべつ)なものがありますよ!
ちなみに夏場は2,3度温度が違(ちが)うほどの快適(かいてき)さで、避暑地(ひしょち)としてもオススメです(笑)みなさんも、楽水園で日本のわび・さびを堪能(たんのう)してみませんか?
◆県内最大級の日本庭園(大濠公園)
福岡最大の水辺公園:大濠公園(おおほりこうえん)の開設50周年を記念して造られたこちらの「日本庭園」。その広大さは大濠公園の名に恥(は)じず県内最大級。広いと言っても、ただ規模(きぼ)が大きいだけではなく、日本の伝統的な造園技術(ぞうえんぎじゅつ)の粋(すい)を集めてつくられた格調(かくちょう)高い純日本庭園として見所は盛(も)りだくさん!
春はウメやツバキ、夏はサツキにアジサイ、秋はカエデ・モミジと四季を通じて楽しめる庭園なのはもちろんのこと、涼(りょう)を演出する渓流(けいりゅう)の滝も大小3本あるなど、そのスケールの大きさがうかがえます。
また、日本庭園としては珍(めずら)しく州浜(すはま:州が発達して、水際の輪郭[りんかく]が出入りしている浜)があり、池の趣(おもむき)を間近で楽しめるのも特徴(とくちょう)のひとつ。まさに水と緑の楽園です!中でもこの庭園を象徴(しょうちょう)するのが、至(いた)るところで和の趣を演出している松の木々。小さく味わい深いものから、ドッシリと構えて自然の雄大さを感じさせる巨大なものまで。花々に目がいきがちなレポーターに緑の力を知らしめてくれました!
ところで、驚(おどろ)いたのはこの庭園の静(しず)かさ。そりゃ庭園は静かなところに造るだろうと思われるかもしれませんが、ここは福岡市のド真ん中。周囲は人や車などの環境音(かんきょうおん)で充(み)ち満(み)ちています。実は庭園を囲(かこ)む木々が自然の防音装置(ぼうおんそうち)として機能(きのう)していたんです!まさに都心にいるのを忘れさせる和の情緒(じょうちょ)。これは見逃す手はありませんよ〜!
レポートdate:2006.9.1
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