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◆炭鉱節が唄う「宮浦石炭記念公園」
日本最大の炭鉱(たんこう):三池鉱(みいけこう)。その中でも明治20年〜昭和43年までの81年間で約4000万トンもの石炭を産出した主力坑口(しゅりょくこうこう)のひとつ:宮浦鉱の跡地(あとち)を利用して造られた「宮浦石炭記念公園(みやうらせきたんきねんこうえん)」にやってきました。
あの炭鉱節(たんこうぶし)にも唄(うた)われた「あんまり煙突(えんとつ)が高いので〜」というくだりのモデルでもある赤レンガ造りの巨大な煙突(国の登録有形文化財)がシンボルのこの公園には、当時の大斜坑(だいしゃこう:地上から石炭層に行くためのトンネル)や実際(じっさい)に使用された人車(じんしゃ:炭鉱内で作業員を運ぶ機械)、石炭掘進機械(せきたんくっさくきかい)などが展示され、大牟田市が炭鉱のまちであったことを物語(ものがた)る、ひいては日本の産業史を知る上でも重要な施設(しせつ)となっています。
こちらは宮浦鉱跡地ということで、もちろん現在は町のいこいスポットな雰囲気(ふんいき)なんですが、周囲が工業地帯ということもあって、時折聞こえる工場などの作業音(さぎょうおん)が当時の炭鉱のムードを演出(えんしゅつ)するBGMとしてマッチしまくってます!
◆国内最大の三池炭鉱の歴史を網羅する「石炭産業科学館」
一時は、全国の石炭の4分の1を掘(ほ)り出していた日本最大の炭鉱:三池炭鉱(みいけたんこう)。大牟田市を中心に20あまりの坑口(こうこう)をもち、その坑道(こうどう)は深いところで海面下600メートルにおよんだそうな。そんな日本を代表する三池炭鉱も平成9年3月30日をもって閉山(へいざん)。日本の近代化をエネルギー面から支えた、その輝(かがや)かしい歴史を後世(こうせい)に伝えるために開館(かいかん)したのがご紹介する「大牟田市 石炭産業科学館(せきたんさんぎょうかがくかん)」です。
モダンという言葉がふさわしい円形のユニークな建物にさっそく入場。こちらの施設では、三池炭鉱の資料はもちろん、私たちの生活に欠かせないエネルギー資源についても楽しく学べる展示が盛(も)りだくさん。広い空間を生かした開放的な雰囲気(ふんいき)の中、機械仕掛(きかいじか)けのジオラマや最先端(さいせんたん)の炭鉱用具など、思わず見入ってしまうものばかり。
そして、見所は何と言っても地下400メートルの坑内を再現したというダイナミックトンネル。1秒間で10メートルも降下(こうか)するという特殊(とくしゅ)なエレベーターに乗って、有明海の地下に広がる採炭作業現場(さいたんさぎょうげんば)へ潜入(せんにゅう)!まずその本物さながらの空気感に驚(おどろ)き!石炭を掘り出す実物大の巨大マシンたちも大迫力で、しかも飾(かざ)ってあるだけかと思ったら大間違(おおまちが)い。実際にうなりを立てて動くんです!これだけ忠実(ちゅうじつ)に炭鉱現場を再現した施設はなかなかお目にかかれませんよ〜。
また、映像資料が豊富(ほうふ)なのもここの特徴(とくちょう)のひとつ。360度の巨大なパノラマスクリーンがド迫力の映像ホールでは、人と石炭との関わりを楽しく学べる映像作品が15〜25分おきに上映されています。この石炭産業科学館をじっくり一周回れば、きっと皆さんも石炭博士になれること間違いなしですよ!
◆未来の住みよいまちを提案する「大牟田エコサンクセンター」
炭鉱のまち:大牟田は、国内最大の三池鉱(みいけこう)の閉山を受け、その100年あまりの炭鉱の歴史に幕(まく)が下りました。その大牟田市が、さらなる発展(はってん)を目指して、環境(かんきょう)にやさしく、そして美しい住みよいまちづくり"大牟田エコタウンプラン"を進めているそうな。
その一環として、大牟田市健老町地区に、地域や生活に密着(みっちゃく)した廃棄物(はいきぶつ)を資源化(しげんか)する環境・リサイクル産業の一大拠点(いちだいきょてん)「大牟田エコタウン」が設(もう)けられました。ご紹介するのは、その一角、地球にやさしい環境づくりについて楽しく学べる充実(じゅうじつ)スポット「大牟田エコサンクセンター」。
館内には、地球をかたどった巨大なドーム状の体験(たいけん)コーナーをはじめ、私たちの生活に身近なものから楽しく環境を学べる充実の展示ばかり。注目したいのは、ほとんどのコーナーに解説用の実物が展示されているということ。絵や写真、模型(もけい)で省略(しょうりゃく)されるより、やっぱり実際に目で見て触(さわ)って確かめられる方が勉強になりますよね!そのほか、映像を使った環境問題とりくみ度チェックプログラムやクイズコーナーなど遊び要素(ようそ)も満載(まんさい)!体験してみれば、自分の何気ない行動がいかに環境に影響(えいきょう)を与えているかが分かりますよ・・(汗)
そして、おすすめなのが2階のAV研修ホール。こちらでは映画館さながらの会場と巨大スクリーンで対話式(たいわしき)の環境アニメなどを上映されています。各席に用意されたスイッチが押された数によって、画面のキャラクターが面白い反応を見せてくれるユニークなもので、喜(よろこ)ぶ子どもたちの顔が目に浮(う)かびます(笑)
この大牟田エコサンクセンターは、平成14年のオープン以来、今では年間3万5千人が訪れる人気の学習スポットで、市内の小学4年生は全員来場するという定番中の定番。また展示以外にも、ペットボトルでできたジュウタンや焼却灰(しょうきゃくばい)でできたタイル、太陽光発電(たいようこうはつでん)でまかなう照明(しょうめい)、雨水をトイレ用水として利用するなど、直接目には見えない環境への気配りも要注目です!みなさんも、未来の豊かな暮(く)らしのために身近な生活から変えてみませんか?
◆花と緑のふれあいステーション「道の駅おおむた・花ぷらす館」
九州自動車道の南関(なんかん)インターから大牟田方面へ約1kmほど進むと、何やら植物園(しょくぶつえん)のようなガラス張(ば)りの巨大な建物が近づいてきます。実はこれ、"道の駅"と呼ばれる、地域の特産物の販売や観光情報(かんこうじょうほう)などを提供(ていきょう)する、例えるなら高速道路のパーキングエリアのような施設。
ここ「道の駅おおむた・花ぷらす館」は "花と緑"をテーマにした自然豊かな地域のふれあいスポットとして知られ、館内は"新鮮・安心・安価"がモットーの地元農産物直売所(じもとのうさんぶつちょくばいじょ)や特産品ショップ、ベーカリー、レストランなど様々なお店でにぎわっています。
中でも特産品ショップの充実(じゅうじつ)ぶりは特筆(とくひつ)で、大牟田市の福岡ブランド:総本家黒田家(そうほんけくろだや)さんの草木饅頭(くさきまんじゅう)、いなだ豆さんの豆菓子(まめがし)をはじめ、その他にも福岡ブランド商品がズラリ!おみやげ選びにも困ることはありません。
そして、さすが花と緑のふれあいステーション!館内スペースの大部分は自然の魅力(みりょく)がつまった癒(いや)しの空間で、緑豊かな欧風(おうふう)の街並(まちな)みを再現した花の展示室や著名(ちょめい)なデザイナーがプロデュースしたガーデン展示室、四季折々(しきおりおり)の草花を展示販売するガーデニングショップなど、買い物ついでにくつろげるコーナーも豊富(ほうふ)です。
まさに自然と一体化した「道の駅おおむた・花ぷらす館」。さっそくみなさんも花と緑に癒されに行きましょう!
レポートdate:2006.9.15
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