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◆こだわりの十割蕎麦店
つなぎを全く使わない十割そばの名店として知られる筑紫野市の福岡ブランド「かぜのたみ」さん。国道386号線に平行して走る旧道沿いにあり、古民家をそのままお店にしてしまった大人の隠れ家的な雰囲気(ふんいき)と、こだわり抜いた味がそば好きの心をつかんで放さないこの人気店で、なんと一般の方も「そば打ち体験」をできるとのこと。さっそく取材に行ってみることになりました。
◆初体験のそばづくり
お店に入ると、満面の笑顔(えがお)で店主の長友寿雄(ながともとしお)さんがお出迎(でむか)えくださり、体験への期待感(きたいかん)は高まるばかり。玄関横の作業場に案内された一行は、服装を軽く整(ととの)え、店主直々のレクチャーを受けることになりました。今回体験していただいたのは、朝倉郡筑前町にお住まいの鳥巣保(とりすたもつ)さんと宮川みどりさん。もちろん、お二方ともソバ打ちは初体験です!
◆つなぎを使わない「こねる」作業
まずは長友さんによる、そば粉をふるいにかける下準備(したじゅんび)から。おふたりの体験は「こねる」作業から開始です。まず、水を加えたそば粉を両手でほぐすように混(ま)ぜていき、そば粉の小さな"だま"をたくさん作っていきます。器(うつわ)の中が"だま"だけになったら一段落。その"だま"同士をくっつけてひとつの大きな塊(かたまり)にする"くくり"ができれば、ここからが長友さんも全行程の中でも重要とおっしゃる"こね"の本番です。難(むずか)しい行程ながらも、両手を添(そ)えて14時方向からヘソの方に引っ張った生地を12時方向に戻すという店主のアドバイスを参考に、お二人とも順調(じゅんちょう)にこねを習得(しゅうとく)されていましたよ!
◆リズムが重要な「のばす」作業
こね終わって形を整えた塊を、今度は台の上で広げ、「延(の)ばし」の作業を行います。麺棒(めんぼう)と呼ばれる道具を使うのですが、この扱(あつか)いが難しい!均等(きんとう)な厚(あつ)さで仕上がりを良くするには、手の力加減(ちからかげん)だけでなく、体重をうまく乗せるためのリズミカルな動きが求められます。ある程度の薄(うす)さになったら、"角(かど)だし"と呼ばれる生地を四角くする作業。長友さんの指示に従(したが)って、生地を丸めては広げるを繰(く)り返していくと、不思議(ふしぎ)なことに四隅(よすみ)ができているではありませんか。これが終われば最終調整(さいしゅうちょうせい)の"本のばし"を残すのみ。厚みの残った部分を丁寧(ていねい)にのばしていき、最後の「切り」作業につなげます。
◆生地から麺へ「きる」作業
のばしきった生地を上手にたためたら、いよいよ「切り」の段階(だんかい)です。切る幅(はば)を調整する"こま板"を生地(きじ)に乗せて、巨大なそば切り包丁でゆっくりと刻(きざ)んでいきます。トン・・トン・・一生懸命(いっしょうけんめい)こねた生地が見る見るうちに麺に姿を変えていく瞬間(しゅんかん)です。このときは、お二人の表情もゆるんで何とも楽しげなムードが辺りを包み込んでいましたよ!
◆演出家は自分自身!
最後はお待ちかねの試食タイム!プロの技でゆで上がった"自分の麺"を食す至福(しふく)のひとときです。かぜのたみさんがこだわり抜いた素材の味が絶妙(ぜつみょう)なのは言うまでもなく、それに自らが演出(えんしゅつ)する麺のコシや舌触(したざわ)りが加わった驚(おどろ)きと感動(かんどう)が待っています。これは思い出に残るステキな1日を過ごせそうですね!
かぜのたみさんの「そば打ち体験」は定休日の火・水曜日以外ならいつでもOK。前日までの予約制で、1名からでも体験できるそうです。費用(ひよう)は5人前で材料費(ざいりょうひ)込みで3000円となっています。みなさんもぜひ!
レポートdate:2007.11.26
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